PCB/プリンテッド サーキット ボード

板状、もしくはフィルム状態のものの上に配線を形成したものの総称で、プリント基板やプリント板とも呼ばれます。

今日ではほとんどの電気機器の内部に使用されており、PCB上に抵抗、コンデンサやIC等の電子部品実装し回路を形成します。主には絶縁材料と銅箔を張り合わせ、銅箔の必要部を保護した状態で不要部をエッチングにて落とすことで作られます。

絶縁材としては、かつては紙にフェノールやエポキシを浸漬させたものが主流でしたが、現在ではガラス樹脂へエポキシを浸漬させたガラエポ基板というものが主流になってきています。さらに最近では、信号の高速化に伴った低損失材も多く開発されており、また放熱のために熱伝導率の高いアルミナ系セラミック材が使用されるケースもあります。回路の複雑化とあらゆる電子機器の小型化に伴って、絶縁と銅箔の層を何段も重ねた多層基板もかなりのウェイトを占めてきています。

同じPCBと略するものとして、環境負荷物質として使用が制限されているポリ塩化ビフェニル混同がありますのでご注意ください。