PAM4
2ビット分を重ねた伝送方式です。通常のNRZではLow=0, High=2の2段階ですが、1段目=00, 2段目=01, 3段目=10, 4段目=11 と4段階になります（アイパターンを書くと通常のアイパターンが縦に2つ重なったようになります）。メリットとしてはナイキスト周波数がNRZの半分になることで、主に考慮すべき周波数が低くなりノイズなどの抑制やデバイスの消費電力減にもつながります。一方で伝送路から見た場合、懸念すべき周波数が低くなるかわりに該当の周波数での伝送品質のバラつき等に敏感になる難しさもあります。コネクタとしても安定した品質で該当周波数で高い性能を持つものが必要となります。
PAM4の他に1000BASETで使用される、PAM4にクロックの段を加えたPAM5や、10GBaseT等で使用される4bit分を縦に重ねたPAM16という伝送方式もあります。