2019年入社
製品設計部門の中でも、主に「高速伝送コネクタ」を扱う技術2課所属。
現在は製品の評価業務をメインで行いながら設計の基礎を習得中。
元々ものづくりに興味があり、大学時代はロボット工学を学んでいました。
大学では授業や研究室で、実際に設計をしたりものを作る機会がありましたが、そこでものづくりの難しさ・面白さを知りました。最初の設計段階でモデルを作っている時はこれで上手くいくだろうと思っていても、実際に3Dプリンタで形にして部品を組み合わせてみると不具合が見つかるなど、自分で思った通りのものを作るのは簡単ではないなと思いました。
しかし、最初は上手くいかなくても修正に修正を重ねた結果、最終的に自分で考えたものを形にできると、達成感とともに物を作る楽しさを感じることができました。このような経験を通して、その難しさも含めて面白いと思えたので、ものづくりを仕事にしたいと思う様になりました。
入社の決め手として、説明会や面接の場で出会った社員の皆さんが誠実そうで全体的に雰囲気が良かったこと、そして今後の安定性に魅力を感じイリソへの入社を決めました。
私はコネクタの設計に関して分からないことだらけの状態で今の課に配属されましたが、初めてのことが多い分、喜びや成長を感じる場面も多々あります。
例えば製品の評価業務を行う際、自分の測定方法が悪い為に正しい測定結果が出ないということがありました。その様な失敗が生じた際には、先輩からアドバイスを頂いたり、何が悪かったのか考えたりして再度測定を行います。そこで前回の失敗が改善され自分が想像した通りの測定結果となった時には達成感を感じました。
また、最初は測定結果を先輩に見せて指摘され、やっと失敗に気づくような状態でしたが、今は測定結果を見た時に自分で妥当な結果かどうかが分かるようになってきたので、配属当初と比べて成長も感じています。
技術部での業務は、全て一人で淡々とこなしているわけではありません。自分の力だけで解決できないことがある時は、先輩方からのサポートを受けつつ仕事に取り組んでいます。そこで感じるのは、やはり職場でのコミュニケーションは非常に大切であるということです。自分にとって難易度の高い仕事を任された時、それは成長する絶好の機会となるので自分で考え、やれるだけのことをやってみるという姿勢や努力は必要ですが、例えば途中で仕事の進め方が分からなくなってしまった時などは、その問題を自分一人で抱え込んでしまうのではなく、先輩に相談しアドバイスを頂くことで状況が改善されると思います。
コネクタメーカーの役割はコネクタを作ってお客様に販売することですが、技術部の製品設計はあくまでその一部であり、他の多くの方々と力を合わせてやっとその役割を果たすことができます。イリソが良い製品を世に出すためには他部門との協力が不可欠だと思うので、技術部内に限らず他部門や業者の方々など各方面とコミュニケーションをとり良好な関係を築いていきたいです。
現在は先輩が作った製品に対する評価業務がメインとなっていますので、今後の目標としては、自分担当の開発案件に取り組み、沢山のお客さんに使って頂ける製品を生み出したいという思いがあります。その為には、現在の評価業務にて設計の基礎作りを行うことが必要であると考えています。
何が求められているのか分からないまま設計をしても良いものは作れないと思っているので、まずは製品にどういう機能が求められているのかを学び理解すること、そして製品性能をよくする為の設計上の工夫などを先輩から吸収することに重点を置いて業務を行っていきたいと思います。
また年々後輩も増えてきているので、後輩達からは頼ってもらえるような先輩社員で在りたいと思っています。