イリソ電子工業株式会社

自動運転対応高速コネクタ「10143シリーズ」を発表

2024年8月6日、イリソ電子工業(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:鈴木 仁)は、最大25Gbpsの高速データ伝送と電源供給のハイブリッド化をフローティング機能付きで実現した基板対基板コネクタ「10143シリーズ」のラインナップを発表しました。

対応極数は 20~160Pin(20P毎)、スタッキングタイプ嵌合高さ 10~30mm(21バリエーション)ライトアングルプラグの10144B(3バリエーション)もラインナップに追加し車載用統合ECUや産業機器の高速伝送を必要とする様々な機器に対応が可能です。

主な特徴

特徴1:最大25Gbpsの高速データ転送でピッチ幅を超えた可動量を実現
昨今の機器の高機能化と情報量の増加は、接続部品における高速伝送対応要求に拍車をかけています。また、信号の高周波成分の増加は、これまで問題にならなかったような微細な箇所にも気を配らなければいけない状況をもたらしています。高速伝送対応製品は、数多くの実地評価とシミュレーションを有機的に組み合わせる事で最適に設計されています。
10143シリーズは、PCIe Gen 4を始めとした各種伝送規格 に対応しており、最大で25Gbps * の高速伝送を実現しています。
また、イリソ電子工業のフローティング技術と高速伝送の融合で高信頼性や作業性を併せ持っている事も大きな特徴の一つです。
*「OIF CEI-28G-SR」規格での測定時

特徴2:電源用端子の搭載により省スペース化に貢献
電源用端子を製品の両端部に配置することで、電源用に端子を割り当てる必要がなくなり、コネクタの小極化に貢献します。
この電源用端子は、固定金具の役割も兼ねており、コネクタ全体の小型化を実現いたしました。これにより、コネクタの基板専有面積の縮減が可能となりました。

特徴3:車載機器にも対応した高耐熱仕様
車載機器でのエンジン回りや、デバイスの高機能化による発熱量の上昇で、コネクタ製品にも高い耐熱性が求められています。材料/設計技術を駆使して実現した高耐熱製品は、125℃までの過酷な高温環境下でも安心してお使いいただける製品です。​

製品仕様

10143シリーズ 10144シリーズ
ピッチ 0.5mm 0.5mm
フローティング X:±0.8 Y:±0.8​
使用温度範囲 -40~+125℃ -40~+125℃
嵌合形状 Stacking RightAngle
定格電流 0.5A 0.5A
定格電圧 50V(AC,DC) 50V(AC,DC)
嵌合高さ 10~30mm 11.3~20.3mm
極数 20~160Pin 20~160Pin

本コネクタは、パワートレイン、統合ECU、ADAS(先進運転支援システム)、車載インフォテインメント等の車載機器、事務機、POSシステム等の業務用機器、PLC、ロボット等の産業用機器の他、放送機器、通信機器、Ethernet等幅広い分野で高速伝送の信号を必要とする用途に適しています。

詳しい情報は、イリソ電子工業ウェブサイトをご覧下さい。

10143シリーズ
https://www.irisoele.com/jp/series/view/10143B/
https://www.irisoele.com/jp/series/view/10143S/

10144シリーズ
https://www.irisoele.com/jp/series/view/10144B/

イリソ電子工業について

イリソ電子工業は、インフォテインメント、ADAS並びにパワートレインなど車載市場のコネクタ開発におけるリーディングカンパニーです。近年は、製品開発の裾野を広げ、車載市場で培ったノウハウを、通信関連機器、コンシューマー関連機器、インダストリアル関連機器など、全ての電子機器に幅広く展開し、総合コネクタメーカーとして、使いやすく作業しやすい製品開発にも注力しています。
https://www.irisoele.com/jp/

本プレスリリースについてのお問い合せ先

イリソ電子工業株式会社 デジタルマーケティング課
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-13-8
TEL:045-478-3111 FAX:045-478-3539

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