2021.03.23新製品情報
2021年3月23日、イリソ電子工業(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:由木幾夫)は、業界最大クラスの可動幅を持つフローティング基板対基板コネクタ(BtoB)「10141シリーズ」を発表しました。
可動量は、製品ピッチの0.5mm 対し2倍以上のX方向、Y方向±1.2mm を実現。基板組立時のズレを吸収し、ロボットによる自動組立にも対応しております。既存製品の10106Bシリーズとの嵌合で多彩なラインアップにお答えいたします。本製品は、2021年末量産を目途に生産準備を進めております。
特徴1:可動量
ソケット側のみに可動構造を実装し、X方向、Y方向±1.2mm の可動を実現しました。誘い込みガイドにより、嵌合時のセンターのズレを1.2mm まで許容可能となります。
片側のみの可動でフローティング機能を実現する本製品は、両側可動タイプと比較すると部品点数削減へつながり、お客様のトータルコストダウンにも貢献いたします。
特徴2:2点接点
2点接点コンタクトは、フロント接点で確実に異物の除去を行う事で粉塵や汚れの発生しやすい環境下でも確実な接続を提供します。高い接続信頼性を要求される機器に安心してお使いいただけます。
特徴3:低挿入力
奇数ピン、偶数ピンの接点位置を上下にずらす事で、同時に荷重を受けない接点構造を採用しております。2点接点コネクタの課題である挿入時の荷重を軽減し、挿入力を低減します。
ピッチ
0.5 mm
フローティング
X:±1.2 mm Y:±1.2 mm
極数
120P, 140P
嵌合形状
Stacking
嵌合高さ
20 mm
使用温度範囲
-40~+105℃
定格電流
0.5 A
定格電圧
50 V(AC,DC)
接触抵抗
100 mΩ
耐電圧
250 V
挿抜回数
30 回
本コネクタは、カーナビゲーション、IVI等の車載インフォテイメント機器、PLC,インバータ、ロボットコントローラ等のファクトリーオートメーション機器、電力メーター等のスマートグリット機器といった用途に適しています。
詳しい情報は、製品ページをご覧下さい。
イリソ電子工業は、インフォテインメント、ADAS並びにパワートレインなど車載市場のコネクタ開発におけるリーディングカンパニーです。近年は、製品開発の裾野を広げ、車載市場で培ったノウハウを、通信関連機器、コンシューマー関連機器、インダストリアル関連機器など、全ての電子機器に幅広く展開し、総合コネクタメーカーとして、使いやすく作業しやすい製品開発にも注力しています。
イリソ電子工業株式会社 営業企画部 横山、湯川
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