当社は、「マーケットイン」※1の発想から、お客様のニーズに密着した製品づくりを行っています。お客様の声に真摯に耳を傾け、アプリケーションの基本コンセプトから製造ラインに至るすべての過程に存在する課題を検証して製品設計に落とし込んでいます。さらにプラスアルファを提案し、より満足いただける柔軟な製品開発を行っています。
※1:マーケットイン = 企業が商品開発・生産・販売活動を行う上で、顧客や購買者の要望・要求・ニーズを理解して、ユーザーが 求めているものを提供していこう という経営姿勢のこと
コネクタ出荷後、その最終製品の完成までの工程において、空気中の浮遊物や飛散したフラックスがコネクタの接点部に付着してしまい、接触不良となる事があります。
イリソの2点接触コネクタは、接触信頼性が高い接点が2つの設計構造で、 どちらか一方の接点が異物に乗り上げても、もう一方の接点にて接触します。
FPC/FFCコネクタは、低背/狭ピッチ化、高密度化などのご要望に基づき進化を続けてきました。
しかし、お客様の「どこまでカードを挿入すれば正規嵌合なのか判らない」、「不完全挿入が多い」、「カードが抜けていた」などの声を真摯に受けとめ開発したのが、独自のロック方式のI-Lockシリーズです。
これまでのFPC/FFCコネクタとは異なり、挿入時にクリック感があり、またロック後は引張っても抜ける心配がありません。
ボードツーボードコネクタ(B to B)は、基板と基板をダイレクトに接続できる当社の代表的なコネクタシリーズです。
その中でも可動タイプのB to Bコネクタは、業界屈指のバリエーション数を誇っています。
可動コネクタは、通常片側(ソケット側もしくはプラグ側)のみが可動することが常識でしたが、お客様の「両側が動けば、より作業が向上する」との声から誕生したのが、ソケットとプラグの両方が可動する両側可動(ダブルフローティング)コネクタです。
この製品は、衝撃(こじり)に強く、お客様の組み立て作業の効率化が図れる製品です。
「高密度実装や高周波数帯の利用なので、わずかな静電気でも、電子部品の破損や誤作動が心配」というお客様の声から開発が進められたのが、静電気防護フィルム付コネクタです。
コネクタ部分でESD対策が行われるので、ESD対策部品を削減でき、理想的なパターン設計が可能となります。