「Z-Move(ジィームーブ)」は、実装平面方向(XY軸方向)が可動するフローティング構造に加え、接点が固定されたまま嵌合方向(Z軸)へも可動する機構を備えたコネクタです。この機構により、振動環境下における各基板の共振周波数の違いなどによる基板間距離の微小な変動を吸収し、微摺動摩耗による接続信頼性の低下を防ぎます。
ご使用いただくアプリケーションに応じて、いくつかの製品タイプを準備しています。こちらのページは、最適な製品を定格や製品サイズからお選びいただくためのガイドです。
ピッチ | 極数 | 対応基板間距離 | 対象製品 |
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2.0mmピッチ(スタンダード) | 6~30 Pin | 11~20 mm | |
2.0mmピッチ(低背) | 6・8・10 Pin | 8 mm | |
0.8mmピッチ | 30・50 Pin | 17~26 mm | |
0.5mmピッチ | 40 Pin | 12~20 mm |
ピッチ | 極数 | 対象製品 |
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2.54 mmピッチ (パワーモジュール接続) | 2~5 Pin |
※本製品は基板対基板コネクタではなく、ボトムエントリー型のデバイスソケットとなります。
ピッチ別に、各シリーズの特長・基本仕様等をご紹介致します。
また、同一ピッチで複数のグループがある場合は、それぞれ特徴毎にタイプ分けしています。
厳しい振動環境での使用を想定した機器内接続用2.0mmピッチ、Z可動(Z-Move)フローティングコネクタです。
厳しい振動環境での使用を想定した機器内接続用2.0mmピッチ、Z可動(Z-Move)フローティングコネクタです。スタンダードタイプより基板間距離を小さくしたいときにご検討いただけます。
厳しい振動環境での使用を想定した機器内接続用0.8mmピッチ、Z可動(Z-Move)フローティングコネクタです。
厳しい振動環境での使用を想定した機器内接続用0.5mmピッチ、Z可動(Z-Move)フローティングコネクタです。
Z可動(Z-Move)構造を有したパワーモジュール用ソケットです。