コネクタは機器の内部で使用されることが多く目に触れる機会は少ないため、皆さんにとってあまり身近なものではないかもしれません。しかし、その市場規模は業界全体で7兆円にものぼり、日々の生活や産業に欠かせない電子部品となっています。
ここでは、「コネクタって何?」「コネクタってどんなところで使われているの?」「コネクタ業界ってこれからどうなるの?」といった内容を皆さんにご紹介します。
コネクタは電子機器の内部に備わっており、電子部品間に「電気をつなぐ」役割を果たしています。私達が普段パソコンやスマートフォンなどの機器を使用出来ているのも、コネクタが電気を繋いでくれているからであり、あらゆる電子機器においてコネクタは無くてはならない重要な電子部品とされています。
車や、ゲーム機・テレビなど、実は身近な製品で使われています。その他にも、ロボットや通信機器など産業用の機器にも使われており、目にする機会は少ないものの、人々の暮らしや社会を支える「縁の下の力持ち」のような働きをしています。その一例をご紹介します。
自動車の「走る」「曲がる」「止まる」といった人命に関わる重要な電子機器内で使用されています。 また、車載カメラやカーナビ・オーディオなど1台の車の中に多くのコネクタが使われています。
最もイメージしやすいコネクタは、充電ケーブルではないでしょうか。ですが、実はスマホ内部では、電磁ノイズが出ない形で電気を流すための超小型コネクタも使われています。今後の5Gの普及の中で活躍が期待される製品です。
世界規模での「生産工程の自動化」に伴い、産業用ロボット向けコネクタの需要が高まっています。また有線ではなく、無線でロボットを動かすようになるため、ロボット内の通信モジュールで使用される需要も見込まれています。
コネクタの需要は、今後もさらに伸びていくことが見込まれています。
特にイリソ電子工業が注力している「自動車」と「通信」の市場では大きな変化が起きており、それに伴いコネクタに求められるニーズは、「質・量」ともに高まっています。
今後もテクノロジー・社会・環境の変化に対応した製品開発が必要であるため、”情報感度の高い人材”の活躍が期待されます。
「自動車はガソリンで動く」それが常識ではなくなる時代がすぐそこに来ています。ガソリンに代わるクリーンなエネルギーとして「電気」と「自動車」は切り離せないものとなりました。
また、「自動運転化」「自動車のIoT化」も目前に迫っており、コネクタの「電気を安定的に流す」という役割の重要性も高まっていきます。
*NEV(New Energy Vehicle):新エネルギー車/略称「新エネ車」
膨大なビッグデータを用いて最適化された豊かな日常。全てのモノがインターネットを介して、距離を越えてつながる世界。
そんな社会において、「情報」を高速で、大量に、安定して伝えることが、必要不可欠です。イリソ電子工業のコネクタの、高い性能と信頼性で高度情報化社会、イノベーションを下支えしています。
こうしたあらゆるモノのデジタル化に伴い、デジタル機器に欠かせないコネクタの必要性はどんどん高まっています。その範囲は先進国にとどまらず、発展途上国にも拡大し、全世界に及んでいます。
イリソ電子工業はコネクタ開発のリーディングカンパニーとして、テクノロジーの発展、そして、その先にある世界中の人々の豊かな暮らしに寄与したいと考えており、グローバルに活躍したい学生の皆さんの挑戦に期待しています。