コネクタメーカー イリソ電子工業

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2022.05.17新製品情報

車載カメラの自動組立化・高性能化・小型化に対応した車載同軸カメラソリューション「Absorb 6G CAM」のコンセプトを発表

2022年5月17日、イリソ電子工業(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:鈴木 仁)は、車載カメラの自動組立化・高性能化・小型化に対応した車載同軸カメラソリューション「Absorb 6G CAM」のコンセプトを発表しました。

Absorb 6G CAMは、車載用カメラの内部接続に関する幅広いニーズにお応えするソリューションです。イリソ電子工業がこれまで培ったフローティング基板対基板コネクタをはじめとするテクノロジーをベースに、「コネクタ単品ではなく、カメラ内部コネクタから接続ケーブルコネクタまでトータルでの提案」をコンセプトとしています。「自動組立化対応」「カメラ高性能化対応」「小型化・一枚基板化対応」の3つの特徴を有し、同軸タイプのカメラに対し、ハーネス-リアケース間、リアケース-基板間、基板-基板間の3ヶ所の接続をトータルで提案、ご要求に合わせたカスタマイズにも対応します。

Absorb 6G CAMの3つの特徴のとおり、自動組立・ロボット組立に対応しており、車載用カメラの組立時に発生する実装ズレや、部品の公差を補正する機能で組立・光軸合わせ時のズレの吸収(最大XY方向:0.9mm、Z方向:1.0mm ※基板コネクタ組合せ合算)に貢献します。また、高速伝送対応(3GHz伝送対応)による通信品質の確保・高画素化でカメラ高性能化するとともに、基板コネクタ実装面積を削減し、カメラの小型化・低背化(コネクタサイズ:縦5mm×横5.5mm、高さ3.65mm ※Nom使用時)に貢献します。

ソリューションを構成する個別製品について

Absorb 6G CAMは、フローティング基板対基板コネクタ、同軸コンプレッションコネクタ、同軸カメラリアケースコネクタ、FAKRAハーネスコネクタから構成されます。22年度の量産開始を予定しております。また現時点でもカスタム品開発、試作のご相談をお受けしています。

製品仕様   フローティング基板対基板コネクタ
(10126・10136シリーズ)
同軸コンプレッションコネクタ
同軸カメラリアケースコネクタ
ピッチ mm 0.4
フローティング
(位置ズレ吸収)
mm XY:±0.4
Z:±0.3 ~ ±0.5
XY:±0.5
Z:±0.5
極数 pin 20 ~ 60 1
嵌合高さ mm 3.0 ~ 5.0 3.65(nom)
使用温度範囲 -40 ~ +125
定格電流 A 0.4 1.0
定格電圧 V 50 50
 

ソリューションを構成する個別製品の詳細は、こちらをご覧ください。

イリソ電子工業について

イリソ電子工業は、インフォテインメント、ADAS並びにパワートレインなど車載市場のコネクタ開発におけるリーディングカンパニーです。近年は、製品開発の裾野を広げ、車載市場で培ったノウハウを、通信関連機器、コンシューマー関連機器、インダストリアル関連機器など、全ての電子機器に幅広く展開し、総合コネクタメーカーとして、使いやすく作業しやすい製品開発にも注力しています。

本プレスリリースについてのお問い合せ先

イリソ電子工業株式会社 営業統括本部 デジタルマーケティング課
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-13-8
TEL:045-478-3111 FAX:045-478-3539