2020.04.20新製品情報
2020年4月20日、イリソ電子工業(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:由木幾夫)は、共振吸収機能を兼ね備えた車載インバータIGBT向けコネクタ「18021シリーズ」を発表しました。
18021シリーズコネクタは、厳しい振動環境での使用を想定した内部接続用のボトム嵌合タイプとなるソケットコネクタです(2.54mmピッチ、Z方向可動)。環境適合車に必要な、駆動用インバータ内部で使用されるIGBT接続のはんだ付けストレスを軽減。コネクタ化により作業性、信頼性を大幅に向上させます。
特徴1:ボトム嵌合方式
コネクタ底部からのピン挿入を採用しているため、ピンの挿入状態を目視で確認することができます。
特徴2:可動構造と位置ズレ補正
イリソのフローティング(可動)タイプの基板間接続用コネクタはX/Y方向へ可動し、嵌合時の基板間の位置ズレを吸収するため、同一基板上への多数個配列設計が容易になり、作業性の向上に貢献します。さらに、本シリーズでは独自構造の「Z-Move™(ジィームーブ)」を採用し、Z方向可動を実現。嵌合後の基板共振を吸収し、高い接続信頼性を発揮します。
特徴3:はんだ付け部への負荷軽減
先述のフローティング機能に加え、ハウジング両端には保持金具を設けており、外力によるはんだ付け部への負荷を軽減、はんだクラックを防ぎます。
ピッチ
2.54mm
フローティング量
X ±0.5㎜ Y ±0.5㎜
極数
3pin, 5pin(順次ラインナップ展開予定)
嵌合形状
Stacking(Bottom嵌合タイプ)
使用温度範囲
-40~+125℃
定格電流
1A
定格電圧
125V(AC,DC)
接触抵抗
100mΩ
耐電圧
500V
挿抜回数
10回
本コネクタは、インバータ、コンバータ、電池監視システム(BMS)等のパワートレイン/電動パワーステアリング、コンプレッサー等のモータ/ロボットコントローラ、ファクトリーオートメーション機器、電力メーター等のスマートグリット機器といった用途に適しています。
詳しい情報は、イリソ電子工業ウェブサイトをご覧下さい。
https://www.irisoele.com/jp/series/view/18021S/
イリソ電子工業は、インフォテインメント、ADAS並びにパワートレインなど車載市場のコネクタ開発におけるリーディングカンパニーです。近年は、製品開発の裾野を広げ、車載市場で培ったノウハウを、コンシューマー関連機器、インダストリアル関連機器など、全ての電子機器に幅広く展開し、総合コネクタメーカーとして、使いやすく作業しやすい製品開発にも注力しています。
イリソ電子工業株式会社 営業企画部 横山、湯川
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