高周波特性も、信号品質を支える信頼性の一つとして、信頼性実験室の守備範囲となっています。技術部門で実施するCAEの結果とのすり合わせ等、関連部署と密に連携を取りながら、最新の高速伝送に対応した製品開発を支えています。主な保有設備は次の通りです。
TDR (Time Domein Reflectometly)、TDT (Time Domein Transmissometry)手法による特性インピーダンス測定を実施。入力 2ch、出力 2ch よりLVDS 信号形式による差動伝送、シングルエンド信号伝送に対応。外部パルスジェネレータを用いたアイパターン確認試験に対応。I Connect によるシグナルインテグリティシミュレーションに対応。
測定対象(DUT)の通過、反射する高周波信号の周波数特性をS パラメータとして測定。入力・出力各 2ポート、計4ポートよりLVDS 信号形式による差動伝送 に対応。PLTS(物理層テストシステム) を用いたDe-embedding によるコネクタエリアの抽出が可能。外部シミュレーション用タッチストンデータ生成可能。
NRZフォーマット(ノーマル、反転可)によるパルスパターン(任意、PRBS7 等)生成。範囲内レベルに応じた出力特性の変更可。
電子基板に沿ってプローブを自動で走査して、発生するノイズの周波数及び強度を測定し、本体カメラで撮影した位置情報と重ね合わせてマッピングするこ とで、電界・磁界ノイズの発生源を可視化することが可能。
電磁界測定
電磁界測定結果
10103シリーズ(シールド付き)
コネクタ嵌合部
10103シリーズ(シールドなし)
コネクタ嵌合部